脳腫瘍手術をする際に髪の毛は全部剃るのか?費用や入院期間はどの位?

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慢性的な頭痛が続き、吐き気や嘔吐が伴うようなら、脳腫瘍のサインかもしれません。

脳腫瘍は、脳に腫瘍ができる病気です。

1万人に1人の割合で発症すると言われています。

脳の病気というと、命を落とすことが多いという印象を抱く人も少なくありませんが、早期治療をすれば、命を落とすことはないとされています。

治療は、手術、放射線療法、薬物療法の3つ。

中でも、不安が強い手術について、流れと費用、手術を受けた場合の入院期間等をまとめてみました。

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脳腫瘍は今では丸刈りにすることは原則としてない

脳腫瘍にはさまざまな種類がありますが、大別すると、良性脳腫瘍悪性脳腫瘍の2つに分けられます。

良性脳腫瘍は、急激な転移をすることは稀で、一般に全摘出できれば、その後の予後は良いとされています。

治療方法は、近年、脳を開けないで治療できる定位放射線治療も行われるようになりました。

定位放射線治療は、患部にだけ高線量の放射線を集中させて照射する方法です。

ただし、腫瘍の大きさが3cmを越えると治りにくくなります。

また、患部の数や位置によっては、定位放射線治療が適応できないこともあります。

そうした場合、従来から行われている開頭摘出手術が行われます。

開頭摘出手術は、全身麻酔下で行われます。

大まかな流れは、頭部の固定→皮膚の切開→頭蓋骨の取り外し→腫瘍の摘出→縫合となります。

腫瘍を摘出するまでの流れが、他の部位との違いです。

頭部は、3点ピン固定器にて固定します。

続いて皮膚の切開では、頭髪を剃ります。

ただし、現在は、緊急手術を除き、丸刈りすることはありません。

皮膚切開に沿って幅10mmほど剃るにとどまります。

退院後、社会復帰する際に支障を来たすことは無いとされています。

皮膚切開の後、頭蓋骨にドリルを用いて数箇所穴をあけます。穴と穴の間をさらにドリルで削り、頭蓋骨の一部を取り外します。

その後、腫瘍の摘出が行われるわけです。

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▶︎子供の脳腫瘍は悪性が多い!患者数が多い3つの脳腫瘍の治療実績は?

脳腫瘍の手術にかかる費用と入院期間

脳腫瘍手術には、さまざまなものがありますが、費用の面からは、頭蓋内腫瘍摘出術の松果体部腫瘍の場合とそれ以外の場合の2つに大別されています。

頭蓋内腫瘍の摘出術の松果体部腫瘍の場合、手術費用は158万1000円。

その3割負担というと、47万4300円。

その他の場合の費用は132万1300円ですから、3割負担分は39万6390円になります。

脳腫瘍の手術は、高額療養費制度を利用することができます。

高額療養費制度とは、1ヶ月間に掛かった医療費が高額になる場合、自己負担額を超えた分が払い戻される制度です。

自己負担額は、年齢や所得によって異なりますので、制度を利用する際は、病院に問い合わせるようにしましょう。

入院期間は、2~3週間が目安になります。

脳表に近いところにできた中等度の大きさまでの腫瘍であれば、術後10日くらいで退院する人も少なくありません。

ただし、小脳や脳幹の近くに腫瘍ができた場合は、たとえ腫瘍が小さくても、手術後にめまい、吐き気、ふらつき等が生じてなかなかベッドから離れられないこともあります。

また、非常に大きな頭蓋底腫瘍ができた場合は、術後にリハビリや気管切開といった追加の処置が必要になるため、さらに入院期間が長くなります。

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