市販の片頭痛の予防薬に副作用はあるのか?効果はどうなのか?

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時には日常生活に支障を来たすこともある片頭痛。

激しい頭痛に吐き気やめまいが加わることもあります。

片頭痛がひどくなってからでは、市販の頭痛薬を飲んでもまずは効きません。

そのため、発作が頻回起こる人には、予防薬を飲むことが勧められています。

どのような予防薬があるのでしょうか?効果はあるのでしょうか?

副作用はどのようなものがあるのでしょうか?

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第1選択として用いられるテラナスとミグシス

月に2回以上片頭痛が起こる、そのため、鎮痛薬を月に10回以上服用するといった人に、予防薬の服用は勧められています。

片頭痛の予防薬として第一選択となっているのが、商品名「テラナス」「ミグシス」と呼ばれるカルシウム拮抗薬です。

片頭痛では、脳の血管の急激な拡張によって脳内に炎症が起こり、頭痛が生じます。

頭痛が起こる前に、前兆として血管が収縮しているとする説があります。

収縮した血管が急激に拡張して、脳内に炎症が起こって引き起こされる痛みが片頭痛だというわけです。

そこで、予め、脳の血管を拡張させておくことで、血管の収縮を防ぎ、神経の炎症を抑えることができるという考え方から注目されたのが、カルシウムを遮断することです。

血管が収縮するには、カルシウムの働きが重要です。

血管壁からカルシウムが流入すると、カルシウムの流入が合図となって血管が収縮します。

血管にカルシウムが流入する過程を阻害することができれば、血管は拡張します。

カルシウムの働きを遮断して血管を拡張させるのが、カルシウム拮抗薬です。

カルシウム拮抗薬は、通常、高血圧の治療薬として用いられています。

全身の血管を拡張させることで、血圧を下げることができるからです。

ただし、テラナスやミグシスは、脳の血管に対して選択的に作用します。

血圧を下げる働きは弱いとされています。

1999年に発売されたテラナスとミグシス。

副作用は少ないと言われています。

主な副作用は、眠気、めまい、悪心などです。

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約70%の患者に効果があるとされるデパケン

片頭痛の予防薬として2010年に保険適用が認められたのが、バルプロ酸ナトリウムです。

商品名、「デパケン」。

デパケンは、もともとはてんかんの発作を防ぐための薬です。

脳内のガンマアミノ酪酸(GABA)の濃度を高め、神経細胞の興奮を抑制する作用があることから、片頭痛にも効果があるとされ、使用されるに至りました。

現在は、片頭痛はもちろん、薬物濫用頭痛の予防にも広く使われています。

投与した片頭痛患者の約70%に効果が得られるとの結果が出ています。

月に2回以上片頭痛の発作を起こしている患者にデパケンを投与して8週間後にその効果を調べたところ、1ヶ月あたりの平均発作回数が4.4回から3.2回に減ったとの研究結果も報告されています。

副作用として一般的なものは、眠気、ふらつき、吐き気、食欲不振、倦怠感など。

薬の飲み始めに多く見られるとされています。

飲み始めの数ヶ月間の間に肝臓が悪くなることもあるため、定期的な検査を受けることが大切です。

また、いろいろな薬と相互作用を起こしやすい性質があり、飲み合わせによっては、作用が強まったり弱まったりすることがあります。

服用に際しては、医師の指示を仰ぎましょう。

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